NRCトルコ研修旅行2019【世界最古の神殿遺跡とアナトリアの太母神と出逢う♪】
NRCトルコ研修旅行2019【世界最古の神殿遺跡とアナトリアの太母神と出逢う♪】
ご参加してくださった皆様のお蔭で、大変に有意義な研修旅行となりました!
トルコといえば一般的にイスタンブル観光からはじまることが多いですが、今回の旅はオスマン帝国の古都ブルサからはじまりました。
シルクロードの隊商宿として栄えたコザハンは今でも色鮮やかなシルク製品が所狭しと並んでいます。
趣きのあるコザハンの中庭でトルココーヒーをいただき、旅行の兆しを占う珈琲占いも楽しみました♪
緑のブルサに相応しく、緑色のモスク・イシェルジャミィのミフラーブ(カアバ神殿の方位を示す聖龕)はため息の出るほどに美しかったです。
ブルサのウルジャミィのモスク内には浄化の噴水が設けられ、誰でも祝福を受けられることを教えてくれているようです。
緑のブルサは、沢山の方に訪れて欲しいです。
世界遺産ペルガモン遺跡は見所満載です。
アクロポリスにはゼウス大祭壇跡、アテナ神殿跡など数々の神殿跡がありますが、見過ごせないのはディオニュソス神殿跡です。
大劇場と隣接するディオニュソス神殿跡は秘儀が執り行われていただけあって、精神が高まります。
ペルガモンの図書館跡は、アレクサンドリア図書館と並ぶ古代世界の図書館のひとつで、智恵を授かるためには必ず訪れたい遺跡です。
古代の医療センター・アスクレピオンでは、アストロロジーと夢見を癒しとして活用する際、方位を重視しました.。
星の方位は、天と地の精妙なエネルギーを結びます。
当時に想いを馳せ、メディカルアストロロジーのワークを体験していただきました。
古代エジプトの女神セクメト像がお出迎えしてくれた赤い館クズル・アウルでは、天と地をつなぐ星の川の秘儀が斎行されていました。
身を任せて癒されるよう、水の流れにも星の方位が定められ、復活の秘儀を感じることができました。
女神信仰を世界に広げたエフェソスはトルコ有数の聖地が集まっています。
まずはエフェソス博物館で豊饒のアルテミス像とご対面!
現在では湿地になってしまいましたが、アルテミス神殿跡にも立ち寄り、女神の恵みに感謝します。
キリスト教の中で聖母マリアの位置づけを決定づけたのは、紛れもないエフェソスです。
聖母マリアが晩年を過ごした家には、地域や宗教を問わず、今でも多くの方が訪問されます。
清らかな山の空気と癒しの泉、時とともに重ねられた祈りの心によって、清浄な場が保たれています。
壮麗なエフェソス遺跡はどこも見応えがあります。
国家を守るヘスティアの清火が灯されていたプリタネイオンでは、国家鎮護の加護を祈ります。
優美なケルスス図書館跡は智恵を活かすことを教えてくれます。
まだ発掘作業がつづくアフロディシアス遺跡は2017年に世界遺産に登録されたばかりです。
アフロディシアスは農業と大理石の産業で栄えていましたが、どちらも土地の豊かさをあらわします。
愛と美と豊穣を司るアフロディーテ神殿で、皆様それぞれの祈りを捧げていらっしゃいました♪
アフロディシアス博物館には、地母神キュベレーを彷彿とさせるアフロディーテ像を確認できました。
パムッカレとヒエラポリス遺跡は世界遺産の複合遺産で、古代では温泉の療養地としてその名を轟かせました。
ギリシャの神託所デルフォイと同様、巫の神託でも有名でした。
大劇場からの夕日は大変に美しく、パムッカレの石灰華段丘で足湯を堪能しました。
宿泊ホテルでは温泉プールで泥療法を楽しみました!
やはり、セラピー・ワークに相応しい土地ですね。
コンヤではイスラム教神秘主義スーフィズムの道場だったメヴィラーナ博物館に参りました。
祈りとともに回転するセマーは、流転する万物との一体感、そしてその中心を求める修行です。
約1万年前の遺跡チャタルホユックは、最古の定住都市遺跡として世界遺産に登録されていますが、観光コースとしては一般的ではありません。
狩猟採取をしながら移動する営みから、定住して神々や女神に守られ、同時に女神を育む営みに切り替わった、人類史の分岐点を記念する土地です。
現代人はチャタルホユックから、定住し守られること、自然とともに豊かに生きること、その両方を尊ぶ智恵を学べるでしょう。
分かる人には是非訪れていただきたい遺跡です。
カッパドキアに向かう途中、キャラバンサライのスルタン・ハンに立ち寄りました。
遅くの到着にも関わらず、わざわざ休憩所とお土産店をオープンしてくださり、有り難いことです。
カッパドキアは景観と歴史を存分に楽しめます。
ギョレメ野外博物館はどの教会も見事ですが、とりわけ闇の教会のフレスコ画にはいつも感動します。
パジャパーやウチヒサールなどの奇岩、底知れぬデリンクユ地下都市も楽しみました。
カッパドキアではトルコ絨毯の文化を学ぶことができ、トルコ石やパシュミナのストールの買い物時間も楽しみました。
現地ガイドのアリさんのご配慮で、ローズバレーで秋分直前の心にしみる夕日も拝めました。
秋分当日、ヒッタイトの聖地を訪れました。
まずはヤズルカヤで天空神テシュプと太陽女神へパトの会合、神々の行列など美しい浮彫を堪能しました。
ヤズルカヤの祭壇跡は一見何もないように見えても、いまだ聖地の息吹が残されていて、感動的です。
ヒッタイト帝国の首都ハットゥシャでは大神殿跡、王の門、獅子の門などを巡りました。
意味ありげに大祭壇跡に残された緑色の石は、その色合いからしても、太陽と雨など天の恵みのためのようです。
特に城壁南方に位置するスフィンクスの門では、秋分の太陽ワークを行うことができました。
特別な聖地にで感謝するで、自身の地元はもちろん、大地の安寧を祈ることができます。
崇めるとあがる、これは古代からの約束事で、王として資質です。
世界最古の鉄剣が発掘されたアラジャホユックは、太陽と火、製鉄の聖都と言えるでしょう。
太陽祭祀と製鉄技術に深い関係があることは、日本のたたらにも見受けられます。
鹿と蛇の祭具が気になります。
このエリアには沢山の宝物が残されています。
世界最古の野外神殿遺跡ギョベクリ・テペ、本当にすごいところです。
発掘調査のため午前中しか観光できないとされていたのですが、直前になって終日の観光ができるようになりました!
このチャンスを活かすべく、まず午前中は解説とともに遺跡を巡り、シャンルウルファ博物館で遺跡の実寸大のレプリカと祭具でおさらいをし、午後にもう一度ギョベクリ・テペを訪れました。
皆様とともに地球レベルの聖地に訪れることができ、ただただ感謝するばかりです。
偉大な聖地でワークを行うことができた幸運にも感謝いたします。
預言者の町シャンルウルファでは、アブラハムの誕生地を訪れ、霊水にも触れることができました。
ウルファのウルジャミィはユダヤ教以前からの聖地ということで、安らぎと荘厳さを感じます。
機運を受け、アナトリアの地母神キュベレーの聖地を3カ所連続で訪れました。
ゴルディオン墳丘はフリギア王の古墳とも、女神キュベレーの祭場ともされますが、神奈備山のような丘は女神の豊かさをたたえています。
ミダス・シェフリのキュベレー大祭壇は一枚岩でつくられ、地母神への崇敬を感じます。
アイザノイではゼウス神殿と地下聖所を訪れました。
キュベレーの地下聖所では共鳴するシステムが組まれ、祈りのチカラが波及します。
雲間からヤコブの梯子が見え、天と地の呼応はどの地域でも重要視されたのが分かります。
イスタンブルの旧市街では、平安の祈りが込められた地鎮の7つの丘を巡りました。
第7の丘では難攻不落を誇ったテオドシウスの城壁、トプカプ門を通りました。
第6の丘では可憐なミフリマーフ・ジャミィを、第5の丘では力強いスルタンセリム・ジャミィを、第4の丘では歴史を語るファティフ・ジャミィを訪れました。
昼食はAsitaneレストランで繊細なオスマン帝国宮廷風料理に舌鼓を打ちました♪
第3の丘のスレイマニエ・ジャミィは壮麗かつ静寂のモスクです。
第2の丘では宝物がおさめられたコンスタンティヌスの柱とヌルオスマニエ・ジャミィを拝みました。
第1の丘ではブルーモスクを訪れ、1日のうちに順番を違えることなく、順次7つの丘を巡礼することができました。
スケジュール調整をしてくださった現地ガイドのアリさんには心より感謝いたします。
翌日もイスタンブル観光が待っています。
映画でも有名な地下宮殿は幻想的で、涙の柱やメデューサの基壇も神秘的です。
トルコの至宝のひとつアヤソフィアでは数々のフレスコ画が見応えがあります。
古層の至聖所には天と地をむすぶ、平和の祈りが捧げられます。
トプカプ宮殿ではオスマン帝国の繁栄ぶりを想い描きつつ、ボスポラス海峡を眺めながら、レモネードで喉を潤しました。
トルコ研修旅行の締めを飾るのは、古代の競馬場ピポドロームです。
古代エジプトのオベリスクは各地にうつされましたが、前回のフランス研修ではパリでオベリスクを拝み、今回はイスタンブルのヒポドロームに安置されたオベリスクを拝みました。
ギリシャのデルフォイと関わる蛇の柱を拝むことができ、大地をつなぐ蛇連繋を確認しました。
巡礼をおえて、トルコ研修最後の食事セブンヒルズ・レストランに向かう途中、乗馬する警察官に出くわしました。
なるほど、次の御題は「馬」ということでしょうか。
現地ガイドのアリさん、添乗してくださった枡田さんのご尽力のお蔭で、稔り多い研修旅行を開催できました。
また、事細かなリクエストにお応えくださった日本旅行の阿知波さん、瀬川さんにも感謝申し上げます。
皆様には様々な調整をされた上でご参加いただきましたこと、改めて御礼申し上げます。
研修旅行で得た体験はすぐに日常の中で活かせることだけではなく、数年にわたり人生を支える大きなチカラとなるでしょう。
「おわりははじめ」と言うように、研修旅行を終えて、新たな人生のステージを迎え、何かがはじまります。
トルコで出逢った沢山の宝物を活かすためにも、身と心に刻んだ記憶を時折想い返していただければ幸いです。
早くも、次回の海外研修の候補やリクエストがいくつか挙がっております♪
3年を待たずに開催する可能性があります!
またご一緒できますことを心よりお待ちしております。
ありがとうございました。
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セミナーやワークショップの開催情報は、セラピースクール「シーズ」のHPをご覧ください。